鉄欠乏性貧血な人も、そうでない人も、イキナリクラっときたり倒れたりしますからね。 ・めまい ・立ちくらみ ・頭痛 ・吐き気 ・意識不明 精神的な原因で起こる場合もあれば、寝不足で起こることも。 あと便秘や、足の筋肉が弱いせいだったり、汗をかきすぎたせいだったり。 血圧が低いと、ヤバい症状が出ますからね。 ちなみに私は、これを書く2ヶ月前に、行きつけのバーで急な脳貧血を起こして尻餅をつきました。 尾骨(お尻の骨、いわゆる尾てい骨)にヒビが入って3週間苦しみました。 くしゃみしても痛いんですよね。 そんなシャレにならない脳貧血について、ざっと解説してみたいと思います。 まず、医学的には貧血とは別物ってのが重要です。 かといって、低血圧とも違います。 貧血や低血圧だと脳貧血も起きやすいし、症状も危険なものになりやすいので、無関係ではないんですが。 要は「アタマに血がいってない」って状態が脳貧血です。 脳ミソってのは精密にできてるだけあって、非常にワガママです。 血がのぼりすぎても危険ですが、血が足りてなくてもマズイんです。 だから、いつも体中のパーツを使って、ちょうどいい血流に調整してます。 そこに何か事情があってバランスが崩れ、血が足りなくなるのが脳貧血です。 何か事情って書きましたが、具体的にはストレスや情緒不安定、寝不足、立ちっぱなしや急に立ち上がったとき、脱水症状や便秘なんかで発生します。 要するに、いつでも起こりうるんですよね。 ただ、あまり慢性的に発生するようであれば三半規管の異常なんていう事態も考えられます。 上に挙げた原因で、自律神経の失調が起きたり、足や腸の筋力不足で高いところにある頭まで血を上げられなかったり、水分やミネラルが不足して血が通りにくくなったりします。 好みの異性に出会ってクラクラするのも、情緒不安定による自律神経の失調といえなくもないですね。 酒やタバコでの急激な血圧変化も同様です。 精神的な部分については他人がどうこう言える内容ではないのですが、肉体的な機能として頭部までキチンと血を送る圧力があればOKな訳です。 ある意味「血圧」ってことですが、心臓が圧力を加えているのは動脈全体です。 単に血液を下から上に上げる圧力は、血圧計で計測する血圧とは別物です。 ここで、「第二の心臓」と呼ばれる足のふくらはぎの筋肉が重要になります。 頭に血を送るのに、どうして足が関係あるかって話ですが、やはり血液も重力には逆らえないので足元に溜まりたいんですよね。 それをドクドク循環させるために、本人が考えなくても足の筋肉はずっと運動しています。 特に、立ってる間は頑張ってます。 頑張ってるんですが、鍛えてないとちょっと頑張りきれないことがあるんですね。 普段の歩き方でふくらはぎの筋肉を鍛える方法もあります。 例えば、踏み出した足を踵から着地して、次に踏み出すときはつま先で軽く蹴り上げるように元気よく歩く。 これを続けるだけでも確実にマシになりますよ。 ついでに脚のラインもちょっぴり締まってきます。 さて次は気になる便秘との関係ですが、普通には便秘が原因で貧血が起こるのではなく、貧血が原因で便秘が起こると言われています。 結局、どっちも根っこは同じで「食生活が云々」って話にはなるんですが、実際には便秘が数日続いた後に貧血や脳貧血の症状が出てくることがあります。 症状が出てくるといっても、なんとなく貧血とかって自覚しにくいものですが、いきなりくる脳貧血の強烈な発作など嫌でも自覚できてしまいます。 問題はこの自覚症状の有無で、自分で気づいていない隠れ貧血の人が、便秘になりやすいという話です。 自覚症状がない程度でも、貧血になると腸の蠕動(ぜんどう)運動が弱まって排便がうまくいかないことが増えてくる……っていうと分かりにくいですが、要は貧血が原因で便秘が起こる、と最初に述べたとおりです。 この蠕動運動、つまりウンコをひねり出す運動ですが、腸の筋肉がウンコを練りながら押し出すように、うねうね動いているってことです。 これが結構、腸管にとっては大変なんです。 いや腸管には他に大した仕事はないんですが、貧血が起こるとコレが弱まっちゃうんです。 だって、血液中の酸素が足りてないから。 とりあえず、お腹をマッサージしたり繊維を摂ったりして便秘を改善しましょう。 あと、便秘のときこそ脳貧血が起こりやすい状態ですから、特に注意報、っていうより警報です。 ちなみにニキビの原因とか、いろんなトコに関わってきますので、ウンコはしっかり出しましょうね。 他、予防策として、鉄欠乏性貧血や低血圧とは別に ・ちゃんと寝る ・急に立たない ・水分を摂る ・気を強く持つ などがあります。 これらに気をつけるだけでも、なかなか倒れたりしなくなりますよ。 ちなみに、誰かが脳貧血で倒れたら。 嫌いな奴じゃなかったら助けてあげてください。 @目まいが起きそうな時は、すぐに座り込んで、出来たら横になって安静にさせる。 A横になれるようなら、頭を低く足の方を高めに。 B倒れた時は、風通しのいいところで安静に寝かせてやる。 C衣類をゆるめ、呼吸が楽にできるようにしてあげる。 D冬でも窓を開け冷たい空気を取り入れてみる。 E吐いちゃってるときは、横向きで寝かせることによってゲロが喉につまらないようにする。 F意識が戻ったら、寝たままぶどう酒、コーヒー、紅茶などの興奮性の飲み物を少し勧めてみる。 G頭を打ってるときは、シャレにならない場合があるので慎重に。 ちなみに、私も最近倒れなくなってきました。 いやホント痛かったし。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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