1/15ページ目 そわそわしだしたり、急に顔を赤らめる。 ……おかしいのはいつものことだが。 一条はカイジの隣に立つ。 気づかない。カイジはボーっとしてる。 いつもなら嫌な顔をするのに、これはこれで気にいらない。 「カイジくん」 「……」 「カイジくん!」 「お、おぉ?!」 耳元で怒鳴ると、ようやくカイジは気づいた。 (殴りたい……) 「いつの間にいたんだ?一条」 「カイジくんが馬鹿面で突っ立ってる時からですよ」 「そうか」 「どうしたんです? 最近変ですよ?」 「……変?いつも通りだけど」 「とにかく!気をつけてくださいよ。まったく……ただでさえ、カジノ荒らしが乗ってるっていうのに」 「カジノ荒らし?」「お前……一昨日の朝礼聞いてなかったのか?」 聞いてないも何も初耳だ。 一昨日はアカギの部屋にいたのだ。 「言っただろ、とんでもないギャンブラーがうちに乗ったってタレコミが入った」 「ったく。何件もそいつにカジノを潰されてんだ。変なヤツがいたらすぐ報告しろよ」 「ふぅん……」 (とんでもないギャンブラーねぇ……) そんなやつがいたら、自分にも運を分けてほしいものだ。 カイジはそれとなくため息をついた。 「カイジさん、こんにちは」 「!」 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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