カイジ

そのさん
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(何やってんだよオレ……!)

夕方の公園。いつもの煙草が苦く感じる。
なぜあんなことをしたんだろうか。

(しげるは子供だし、男だし、人間じゃないんだから!)

さっきしたキス二回が、脳裏でフラッシュバックする。
ぽーっと頭が熱くなる。ぶんぶん首を振る。砂場に顔をつっこみ、ジタバタと手足を打ちつけた。

「ママー、あのおじちゃん何してるの?」
「しっ、見ちゃいけません!」

「しげるはペット! それにもししげるが人間でも、ガキに手を出すなんて犯罪だろうが!」


いくら女日照りが長かろうが、しげるに手を出すなんて最低……!
そうだ。
ムラっときたのは女日照りが長いのもあるが、最近自慰をしてなかったからに違いない。
自慰だ!
帰ったら自慰をしよう!



「カイジさん、気持ちいいですか?」
「……ふっ、ぁあ!」

カイジ自身にざらりと、生暖かい舌が絡んだ。
(どうしてこうなった……?!)



あれは帰宅後。しげるが寝たのを待って風呂に入った。
エロ本、『猫耳娘』片手に己を擦る。
久しぶりだったので、盛り上がるのも早い。
猫耳娘の桃色の唇が己に触れ――いよいよだ。

ガラッ

「カイジさん、洗ってください」
「……」

視線が合う。しげるの視線が下に。
目の前にいた猫耳娘が消えて、しげるになった。
一気に萎えた。


「カイジさん、たまってるんですか?」
「ああ……」
「オレが抜いてあげますよ」
「わっ?!」

握られ、慌てて立ち上がった。

逃げようとすると、足を滑らせて倒れた。
「典型的どじっ子……」
「……いっつ……いいから!さわんな!」
「猫耳娘……。カイジさん、コスプレものが好きなんですか?」
「あっ、いやっ、これは偶然……」

しげるはエロ本をまじまじと見て、見つめてくる。
かなり恥ずかしい。巨乳とか、外人もののほうがまだマシだった。

「オレじゃダメですか」

上にしげるが乗ってきて、ギョッとした。
しげるの目は野生の獣のようだった。なまめかしく、ぎらついてる。


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