1/4ページ目 年下で男、しかも人外というしげるとセックスをしてしまった。 あれから3日。 しげるはいつも通りだったが、カイジは目も合わせられなかった。 良心の呵責と訳の分からない動悸で、胸が潰れそうだった。 「ハァ……」 まさか初体験がしげるなんて……。 それだけならまだいい。まだいいんだ。 口が裂けても言えない。気持ちよかったなんて。 「もうっ……!」 目の前のレジに拳を振り下ろした。 店長に鬼のような顔で怒鳴られ、カイジは逃げるように去った。 「カイジさんどうしたんスか?」 休憩室にいると、バイト仲間の西田が入ってきた。 カイジの苦手な女子校生だ。西尾に似てる気もするが、似てないかもしれない。 「別に……」 「あーわかった。恋わずらいっスね。最近怪しいと思ったんスよ。ため息ついたり、急にそわそわしたり」 「え……?」 何言ってるんだこいつは? 恋? 恋って…………。 そんなわけないだろ……! あいつはオレの大事な同居人で、ペットだ。 「……帰る」 「えっ、帰るってまだ時間じゃないっスよ」 「腹痛だ。店長に言っておいてくれ」 「あ〜、カイジさん、待ってくださいよぉ!」 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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