1/1ページ目 「おーい、ディーノ見なかったか?」 会った途端にそう聞かれてアシュレイは腕を組んだ。 「いや、見てないが……何か用か?」 「いや、別に用なんてないけど」 ディーノのどこが気に入ったのか。気づけば二人一緒にいる。珍しいこともあるものだ。 ディーノは自分以外になれ合おうとしない。頑なに心を閉ざしていた。 だが、ディーノもまたレフィに気を許しつつあるようだ。 お兄様が死んで以来、ディーノは祈り続けている。 いや……祈りではない。懺悔なのだあれは。 ディーノの祈っている姿を見てると今にもお兄様の後を追ってしまうんじゃないかと思っていた。 しかし今は違う。ディーノにも生きる目的ができた。 まだ本人は気づいてないが……。 アシュレイはふっと笑った。 「ディーノを、ちゃんと繋いでてくれ」 「あ?」 「おい、何だ?!!」 「いや、アシュレイのやつがお前を捕まえててくれって」 急に現れては腕を捕んだレフィに、ディーノは顔を赤らめる。 「お、お嬢さまが?! なら仕方ない」 「一体何なんだろうな、アシュレイのやつ」 「さ、さぁな……///」 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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