1/4ページ目 「明日は何の日か……わかってるわね!?」 宮廷の調理場にムチが飛ぶ。 料理人たちはヒィヒィと泣きながら、大鍋をかき回している。 壁にかかったカレンダーには、2月14日に赤丸がしてあった。 **** 「レフィさ〜〜ん。観念するっす〜〜」 「レフィ、ちょっと待ちなさいよ!!」 「レフィ、観念しろ!」 「おにぎりチョコを食らうのじゃーヒ」 「れ、レフィさん」 「待ちなよ、バカヤロウ!」 「レフィ、待て!」 何なんだよ一体!! ** 事の始まりは師匠だった。 朝、教室に来るなり、黒焦げのヤモリを取り出してきた。 「くけけけ。レフィさん、あげるっす」 「いや、いらねぇよ」 顔の前にヤモリを突きつけられて、テンションが下がる。 「遠慮することないっす。特製のヤモリのチョコ焼きっすよ〜」 「遠慮してねぇよ。チョコ焼きって……誰がんなもん食うかよ」 「おっ、おろろ〜ん。ひどいっす。師匠が一生懸命焼いたのに」 わざとらしく泣き出され、教室の注目が集まる。 「な、泣くなよ」 「レフィ!!」 振り返ると、イナルナが変身して立っていた。 後ろには巨大な銅像があった。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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