1/2ページ目 ひーちゃんと席が離れた。 これまでずっと隣だったのに。ひーちゃんの横顔や寝顔が一番近くで見れたのに!! 「ひ〜ちゃん〜〜。離れたくねぇよ〜〜!!」 「京一……元気でな」 「ひーちゃん……嫌だっ!!!」 「落ちてる物とか、拾い食いしちゃだめだぞ」 「ひーちゃん!」 離れないとばかりに、京一は龍麻を抱く。 「いい加減にしろ、京一」 醍醐の拳骨で、京一はようやく龍麻から離れた。 「龍麻、お前も乗るな」 「なんかそういうノリだったんで」 「オレは本気だっ! ひーちゃんと離れたくねぇ!」 「はいはい」 龍麻は席替えをするべく、机を持ち上げる。 「じゃあな、京一」 にっこり笑顔で、いつものひーちゃん。 オレはいつもひーちゃんを気にしてるのに、ひーちゃんにとってはオレなんかどうでもいいのかもしれない。 ある日突然、じゃあな、と言って別れてそれきりになったり。 ああ……。 オレはこんな性格じゃなかった。他人がどう思っていたって関係ない。 オネェちゃんを追ってればそれなりに楽しかった。 なのに、何だよ。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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