1/5ページ目 白雷が森をななめに裂いた。 雷の残光が散ると、そこには男が立っていた。 男は鬼の屍にも動じず、顔にかかった血を拭う。柔らかそうな濡れた黒髪が、頬に張りついていた。 刹那目が合う。 心の臓を射るような瞳だった。 (この男、何者) 天戒は刀を抜いた。 「死んでもらおうか」 名も素性も問わず刀を抜いたのは、本能だったに違いない。 己を妖から守るための。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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