1/6ページ目 汗、粉塵、閉塞感、 貧しい食事……! 今日オレは、やっとそれから解放された。 長かった。長かった……。 住めば都、石の上にも三年なんて嘘っぱち、まるででたらめだ。 あんな所、人間が住む場所じゃない。そう、オレはあそこではただの働きアリだった。自由も金もなく、生きる理由さえ忘れそうだった。 だが……持ちこたえた。崖から落ちる手前、寸での所で持ちこたえたのは、カイジくんがいたからに他ならない。 「クックック……その点では感謝しますよ、カイジくん」 オレはただひとつ、カイジくんに復讐するためだけに生き延びてきた。 「ついに……! ついにこの日が来た……! ククク……、カイジくん、首を洗って待ってろよ。アーハッハッハ」 (何だこいつ……やべぇ) (独り言……キモッ) (変人なう) 道行くやつらが見つめてても、今のオレには何も感じなかった。 幼い時の誕生日みたいにウキウキしてくる。 「よしっ!! 早速カイジくんの元へ行こう!」 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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