1/11ページ目 幼いカイジは石を投げられている。 カイジに涙はなく、逆に投げている子供が泣いていた。 『返せよ……! 僕のお父さん、返せよ……!』 かんっと小ぶりな石が額にあたった。それでもカイジは避けようとしなかった。 『なんとか言えよ……!』 泣いていた友達がすがりついてきた。 どうすることもできない。怒ることも、泣く資格すら自分にはない。 『お前のお父さんが、僕のお父さんを連れてったんだぞ……!』 『返してくれよ……』 どんっと拳が胸を打つ。 胸の奥に痛みが広がった。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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