1/10ﾍﾟｰｼﾞ目 作戦は至極簡単だ。 ダンジョン内で武器やアイテムを回収し、レアモンスターを倒せる物を見つける。 もうひとつは罠を使ってレアモンスターをハメることだ。 「また『うたう』か……」 アカギは溜まった3枚目の青いSDを見る。 連続して宝箱から出た外れアイテムに、眉を寄せる。 「めぼしいアイテムが見つからないな……、一条の言った通り……、アイツはゲームをクリアさせないつもりなのか？」 揺れゆく意志を繋ぐために、カイジの瞳をじっと見て首を振った。 「オレは……、兵藤は嫌いだけど、アイツのゲームを作るセンスは認めてるんですよ。 難易度の低いゲームは嫌いだし……。神とニート」 「……？」 「ニートは外れ職業って佐原が言ってたけど、あれは違う。 神もニートも最初できる特技がないけど、特技を覚えていけば汎用性の高い職業になる。プレイヤー次第で、最強にもなれる」 「オレ次第……」 カイジはパンパンと自分の頬を叩く。 そうだ。迷ってどうする。言い出しっぺは自分なんだ。 オレには、仲間を導き守る義務がある。 ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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