1/10ページ目 「おい、何でこんな時間に集められなくちゃならないんだよ……!」 「まぁまぁ、安田さん落ち着いて」 「私も、病人がいるから病棟に戻りたいんだが……」 「…………」 先生や三木までいる中、班長はどうどうと周りを落ち着かせる。 「お前ら静かにしろ。上からの命令で、特別な許可が降りている」 黒服の注意に、前田や安田、石和は露骨に顔をしかめる。 「時間は取らせませんよ、先生」 「カイジくん……!」 「カイジさん……!」 和也と供に現れたカイジは、パソコンとモニターを机に置いて、壁のコンセントにさした。 「カイジくん……、一体何なんだね? もう消灯の時間だよ」 「わかったんですよ。今回の事件を仕組んだ、犯人がね……」 「!」 こんな状況なのに、微かに笑みが浮かんでくる。 「カイジさんじゃないんですか……?」 「ち、違う……! オレじゃなくて……!」 「それを今から証明するんだよ」 また言い争いになる前に和也が制した。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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