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神域と悩みどこ
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どこから拾ってきたんだろう、この子は……。

ひろは赤木の胸の中で眠る子供を見た。
小学生くらい……。赤木とは似つかない愛くるしさ。

(誘拐は犯罪ですよ、赤木さん……!)

こんな素直な子が赤木から産まれるわけがない。
現に長男は悪魔だ。
「カイジ〜ちゅっちゅ」
「父さん、やめ」

カイジの小さな舌を舐めあげる。
苦しげな息が零れる。

しかも性的虐待……! 何とかして親元に返さないと……!

「やぁ、カイジくん。お兄さんのこと覚えてるかな?」

カイジはいつも目隠しにしてる長男を探した。
いない。
諦めて恥ずかしげに言葉をもらす。

「……ひろ兄ちゃん」
「当たり。カイジくんは記憶力がいいんだな」
「そんなこと……ない」

頭を撫でると、ビクっとした。
人見知りがあるようだ。

赤木が勝負してる合間に連れ去ってしまおう。
近くの交番で事情を話して……。

「カイジ〜」

もう終わったのか?!
何て早さだ……天の奴足留めにもなりゃしない。

カイジを連れて押し入れに入った。
口に指を当てて息を潜める。

「……う」

カイジの様子がおかしい。寒くないのに震えてる。
息は聞こえるくらい荒い。

「兄ちゃん……嫌だ……」
「カイジくん……これ……過呼吸……?」

身体を横たえて、小さな口に息をゆっくりと送りこむ。
キツそうな短パンを脱がしてシャツをとく。

「ひろ……うちの息子に手出すとはいい度胸じゃねぇか………」
「赤木さん?! 違うんです! これは……」

赤木はカイジを抱き上げる。

「こいつな……暗いとこダメなのよ」
「え……」

カイジを畳の上におろした。脚を広げる。
柔らかい腹や小さなカイジ自身の下に指を這わせる。

柔らかくなってる箇所に指が入ると小さな身体が跳ねた。

「兄ちゃ……!」
「赤木さん……何を……」
「こうしてやらないと……正気に帰らないんでな……」

幼い桃色を舐めて柔らかい箇所を指で掻いていく。
肉と水音が聞こえるくらい。
指がぐっと奥へ滑る。幼い体は耐えきれずに達した。

「わりぃなカイジ……アイツから守ってやれなくて」

カイジを抱いて赤木は和室から消えた。その後ろ、赤木家長男がひろを振り返った。
警告色。

「弟に触るな」


ひろはしばらく悪夢に悩まされる。
恐ろしい父と兄に虐待される夢だった。


おわり

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