1/10ページ目 銀の矢傷を見られたら彼が人狼だとわかってしまう。 零は胸を抑えた。 幼なじみはいつもこうやって心配させる。 神や村人のことさえ忘れてしまう。 カイジのことばっかり考えてる。 暖炉には火かき棒が刺さっていた。 零には人狼である証拠の矢傷が必要だった。 カイジの銀の鏃の傷は火傷に近い。 零は火かき棒を灰から抜いた。 鉄芯は先端から煙がでてる。持ち手も熱くなっていた。 零は包帯をほどいて火かき棒を握りしめた。 火かき棒を片腕に押し当てる。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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