1/5ﾍﾟｰｼﾞ目 高校生になる春。 青春まっさかり、オレは兄貴の家から学校に通うことになった。 最強最悪、悪鬼羅刹。天上天下唯我独尊。 そんな兄貴にちっちゃな頃からずっと逆らえなかった。 『お前は勉強しなくていい……。やるだけ無駄だよ。オレが養ってあげる』 暗示のように言い聞かせられ、見事に勉強しなかった。 結果、志望校滑り止め全部に落ちた。 馬鹿さかげんに母さんからは呆れられ、入れる高校は近くになかった。 で……兄貴の家から近い高校に入ることになった。 家からだと通学5時間。 『ウチから通えばいい。というか……オレの家に一生暮らせばいい』 もう母さんは疲れたと言った。 母さんも兄貴とオレが会うのは反対だったんだ。 当たり前、あんな常識外れの兄貴……。 でも結局はオレは兄貴の家に住むことになってしまった！ ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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