1/17ﾍﾟｰｼﾞ目 「ククク……これで世界中のギャンブルはオレの支配下だ」 「待て、アカギ大魔王！！ このギャンブルレンジャー、カイジが許さないぞ……！」 スポットライト光る舞台へ踊りでた。 黒いマントを羽織ったアカギが妖しく笑う。 カイジは借用書を片手に殴りかかる。 子供たちがワッと声をあげた。 「食らえ……！ 借用書パンチ！！」 「債務者キック！過払い金請求……！」 「必殺……！20回払い！！」 怒り、殴りかかってもアカギにはかないはしない。 まるで蜃気楼だ。 一体、どうしたらこいつにダメージを与えることができるんだ。 「ぐっ……力がでない……」 「……昨日の8時間耐久パチンコがきいたようですね……。 バカなことやってないで、早くうちに帰ってくることです」 「クソっ……金があれば……金さえあれば勝てるのに……！」 「アンタの貯金はマイナス……破産………ゲームオーバーだ」 倒れた背中に靴底がめりこむ。 アカギはこの場面だけ活き活きしてる。 『はい、はい。 ギャンブルレンジャーカイジくんは貯金がないため、大魔王に負けてしまいましたとさ。 よいこのみんなは、ギャンブルなんかしないように！』 一条の口上とともに舞台はブーイングで終わった。 ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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